ダイヤ「心にも あらでうき世に 水面夢」 後編

ダイヤ「心にも あらでうき世に 水面夢」 前編

227: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/02/22(水) 16:36:41.06 ID:H71/+Fhm0

ダイヤ「確かにこの漢字を見ただけでは意味が分かりにくいと思いますが、これは私と皆さんの関係だからこそ意味を持ちますの」

ダイヤ「まず…倚子(いし)は平安の貴族の使っていた椅子のことですの。この時雨亭の部屋にも置いてありますわ」

英玲奈「ああ。確かに全部屋の窓辺の簾の前に置いてあるな」

ダイヤ「《水面透く 雲出窓倚子 をりもえたり》は、

【私達の内浦では雲が出て月が見えないので当然水面を透かしてもそれを見ることができない。どうせ貴方はそれを知っていながら時雨亭のさぞ豪華な椅子に腰掛け、窓からさぞ綺麗な国宝級と謳われる水面に浮かぶ月を眺めているのでしょうね。そんなことだろうと思いました】

という皮肉が込められているんですわ。ふふっ…本当に知らなかったんですわ…」

ダイヤ「しかし私が内浦の天気を把握していなかったのに無理な課題を出したことを怒られた…と言うよりも、その会話をした私達にしか知り得ない情報を込めること自体に意味があったのだと思いますわ。この和歌が皆さんから私への送り歌であるという証拠になりますから…」

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果南『もう、大袈裟だよダイヤ!』

梨子『そうですよ!内浦からの月も素敵ですよ?』

ダイヤ『かつて屋敷に住まう者は、夜が更けると簾を上げて倚子に腰掛け、その煌々たる月…そして水面に映るもう一つの月を眺め和歌を詠んでいたそうですの…ああ、なんと羨ましい…』ホレボレ

曜『正直ちょっと羨ましいなぁ。私もそんな絶景なら見てみたいかも』

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ダイヤ「狐の嫁入り」

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引用元: ダイヤ「心にも あらでうき世に 水面夢」 

 

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